経営者として、職人として。
- 餡創家 佐古誠治 あんこ暮らし
- 5 日前
- 読了時間: 2分
経営というのは、事業を興して前へ進むにも、大変な勇気とパワーが必要です。
そして同じくらい、
経営判断によって撤退することにも、勇気とパワーが必要です。
続けることが善でもなければ、撤退することが悪でもない。
僕は、あんこの価値を創造し、
それを日常の暮らしに溶け込ませることを、大きな目標や夢にしてきました。
旧態依然とした小豆の食べ方をイノベートし、再定義することで、
それを叶えようとしました。
小豆には、大きな可能性があると感じていたんです。
難しいことは、承知の上での挑戦でした。
繁盛店をつくるのではなく、文化を創ろうとしたんですから、無茶な話です。
ゼロからイチを創るのは、僕が得意とするところです。
あんこの専門店を立ち上げ、原材料にこだわり、新たな製法を生み出すことで、
無添加で、特定原材料を含まない、それでいておいしい商品や、
どこにも売っていない商品を開発し、製造し、販売してきました。


しかし、現場に立ち続けるなかで、僕が当初から掲げてきた夢や目標を、
この事業の形で実現することは難しいと気づき始めました。
夢や目標に手が届かないと判断したのは、諦めたからではありません。
現場を見続けてきた、経営者としての決断です。
経営者として。職人として。そして、イノベーターとして。
いったん、あんこ事業には区切りをつけます。
それでも、これまでさまざまな困難を越えてきた自分の可能性を信じて、
また新たな夢に向かって歩みを始めることでしょう。僕の事ですから。
応援してくださるお客様が、本当にたくさんいらっしゃいます。
その気持ちに応えきれなかったことは悔やまれます。
けれど、その応援がなければ、僕はもっと早く撤退していたと思います。
事業を終えることを早めに公表したのは、残りの2か月を、
これまで以上に感謝の気持ちを持って臨みたいと考えたからです。
消化試合ではありません。「これまで以上」を最後の日まで目指します。
撤退は、悪ではありません。
挑戦も変化も、癖になるほど経験してきました。
だから、これからの未来も楽しみながら進んでいきます。
Rock on!




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